「デザイン振興政策アーカイブ」では、学術研究者や次世代のデザイン振興活動を担う方々などとの交流や情報の共有を目指した活動を展開しています。
ここでは、各時代や特定の分野、地域におけるデザイン振興活動振り返り、今日につなげていく「トークイベント」や、日本のデザイン振興の歩みを展望する学術発表などを、随時掲載していきます。
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2020.02.20 松本哲夫氏インタビュー記録(2019年11月18日)「剣持勇とデザイン行政はじまりの頃」公開。産業工芸試験所を経て剣持勇デザイン研究所で中軸・代表として活躍された松本哲夫氏に、工藝指導所・産業工芸試験所や剣持勇氏の活動など、戦中戦後のデザイン振興の黎明期にまつわる状況等についてお聞きしました。戦時中の工藝指導所の裏話や成形合板技術の民間移転、剣持氏の人となりなど、興味深く伺えました。
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2019.11.30 2019年11月2日、「日本のデザイン政策の歴史-90年代のデザイン政策」 グッドデザイン賞展示会「ステージトーク」の一部として、公開インタビュー「デザイン振興政策アーカイブ活動から」を実施しました。第一部ではデザイン振興政策アーカイブの活動開始を紹介し、第二部では「90年代のデザイン政策と振興を聞く」と題し、当時通商産業省でデザイン行政を担われた宮崎修二氏、世界会議はじめ名古屋市のデザイン振興政策を支援されていた藤本清春氏(当時GKデザイン機構)をお招きし、全国運動 89 Design Year そして90年代のデザイン政策を振り返りました。
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2019.11.20 木村一男氏インタビュー記録(2019年08月29日)「3度のデザイン会議を振り返る」公開。木村一男氏は、ICSID’73京都会議では実行委員会事務局長、ICSID’89名古屋会議では運営会事務局長を務められました。また、1960年開催のWoDeCoでも事務局の一員に加わっておられます。そこで、木村一男氏日本の戦後デザイン史のエポックとなった3度の世界デザイン会議の開催経緯とデザインイヤーについて聞きました。
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2019.10.31 2019年10年26日、「デザイン振興政策アーカイブ」を活用した最初の研究として、「芸術工学会・2019秋期大会(札幌市立大学)」において、「デザイン奨励審議会答申にみる生活視点」を発表しました。ここでは、1958年から1993年にかけて発表された6回の審議会答申について、生活への言及という視点から再読することで、行政が産業と生活を結ぶ役割をデザインに期待していたことを、明らかにしようとしています。